サッカー日本代表!サムライブルーの意外な歴史

サッカー日本代表!サムライブルーの意外な歴史

現代サッカーというスポーツがイギリスで誕生してからおよそ160年、今日ではインターネット技術の進歩にともない、世界中で行われている試合もリアルタイムで観戦できるようになりました。今やサッカーは世界で最も愛され、プレイされているスポーツのひとつと言っても過言ではないほどです。

そんなサッカーの楽しみ方のひとつとして、本場イギリスでサッカーの歩みと同じくらい長い歴史があるのが、スポーツベッティングです。最近ではブックメーカーを介して行えるスポーツベッティングは、日本でも着実に人気を得てきています。そして現在ではサッカー 賭けのみならず、多くのスポーツにベッティングできるようになっています。そして日本のサッカー代表といえば、『サムライブルー』という名に象徴されるように深い青のユニフォームが印象的です。ここではそんな日本代表のユニフォームに秘められた歴史を紐解いてみたいと思います。

人気の青

国旗のデザインに基づいた水色と白色のストライプを基調としたアルゼンチン代表のユニフォーム、同じく国旗の色を表した鮮やかな黄色に緑色のブラジル代表のユニフォーム、また深い青色のユニフォームからイタリア語で青を意味する『アッズーリ』と呼ばれるようになったイタリア代表のユニフォームなど、その国それぞれを象徴するカラーがあります。また、世界中にはプロ・アマチュア通して多くのサッカーチームが存在しており、ファンが多いゲーム『FIFA23』などでも様々なユニフォームを見ることができます。ユニフォームカラーに青色を使っているところは非常に多いと言われていますが、では、我らが『サムライジャパン』日本代表を象徴している青色はどこに由来しているのでしょうか?

海の青

サッカー日本代表のホームユニフォームが青となったのは、1930年代以降とされています。細かい色調は変化しているものの、基本的には青系統でデザインされ続けてきました。

日本サッカー協会(JFA)では、2021年9月10日に設立100周年を迎えたことを記念して、サッカー日本代表100周年アニバーサリーユニフォームを発表しました。日本サッカー協会(JFA)の公式サイトによると、「1930年、日本代表チームは、初めて全国からの選抜メンバーで編成され、その時に、『国土を取り巻く海』をコンセプトにユニフォームのカラーを青に制定しました。そして1936年には、同じ青のユニフォームで、ベルリンで開催された国際スポーツイベントに出場し、世界の舞台で初のベスト8に勝ち進みました」ということです。つまり、ユニフォームの青は、もともとは日本を取り巻く「海」がイメージの由来だったというわけです。

歴代日本代表ユニフォーム

『サムライブルー』こうして青を基調に、時代とともにデザインを変えながらも『サムライブルー』を象徴するものとして作られてきたユニフォームは、1999年からは日本サッカー協会とオフィシャルサプライヤー契約を締結したアディダス ジャパンによって提供されてきました。

これまで発表されたモデルは13種。それは、サッカー日本代表のこれまでの戦いの軌跡とも重なっています。歴代の日本代表のユニフォームの中でも、時代を象徴しているものをご紹介していきましょう。

ORIGAMI・2022-2023

2022年に新しく発表されたデザインのコンセプトは、ずばり『折り紙』でした。これは2002年、日本で初めて開催されたW杯の決勝終了後に会場に舞った270万羽の折り鶴をヒントにデザインされています。また、日本代表が「山あり、谷あり」の歴史を経て進化を続けてきたことにもリスペクトをあらわし、折り紙の「山折り・谷折り」に重ね合わせてつくられました。

日本晴れ・2020-2021

一人一人の選手やサポーターが見上げてきた空。それが1つにつながり、日本代表が日本中に希望を与える日本晴れの空のようであってほしいという願いを込めて、雲一つない青空をイメージしてデザインされました。

ユニフォーム規程

こうした公式戦などで着用するユニフォームは、出場資格として大会要綱に定められているユニフォーム規定に沿ったものである必要があります。多くの場合、これら規定のベースとなっているのは、日本サッカー協会(JFA)の「ユニフォーム規程」です。ユニフォームのうちシャツの色彩は、審判員が通常着用する黒色と明確に判別し得るものでなければならない、シャツの前面と背面の主たる色彩は同じでなければならない。ショーツ及びソックスの前面と背面の色彩は同じでなければならない、という規定に則ってデザインされたものでなければいけないのです。