つい先日まで放送されていた、アニメ「エスタブライフ グレイトエスケープ」。日本を代表するアニメーション監督・谷口悟朗さんが原案の作品です。2022年内にはスクウェア・エニックスが開発するスマホ新作アプリ「エスタブライフ ユニティメモリーズ」の制作も決定しています。
実はこの2つ、同じエスタブライフを題材にしていますが、異なる物語の展開を繰り広げるという面白いプロジェクトなんです。今回は、そんな注目のエスタブライフについて紹介していきます。
エスタブライフとは
- 原案・クリエイティブ統括:谷口悟朗
- 監督:橋本裕之
- 原作:SSF
- シリーズ構成・脚本:賀東昭二
- キャラクターデザイン原案:コザキユースケ
- コンセプトアート:富安健一郎 (INEI)
- 音楽:藤澤慶晶
- 企画・プロデュース:スロウカープ
- アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
原案・クリエイティブ統括を谷口悟朗さんが務め、多様な人種が存在する未来の東京を舞台にした作品です。映画、アニメ、ゲーム、様々な媒体で異なる物語が展開されるプロジェクトも発表されているため、メディアミックス企画になっています。テレビアニメは、今年の4月6日から6月23日まで、フジテレビほかで放送されていました。
エスタブライフの世界観
世界の人口が減少傾向に転じていた頃、人類は種を絶えさせないために生態系を管理するAIを作りました。これは「人類の多様化実験」と称され、普通の人間だけでなく、獣人や魔人など、遺伝子改造によって多様な人種が誕生することとなります。それと同時に、壁に囲まれた様々な地域ができあがり、それぞれの地域が独自の文化を有しながら、そこに適正を持つ人類が生活しています。生まれた地域で一生を過ごさなければいけないため、他のクラスタに移動することは禁止されています。人々は、この世界で絶滅などの危機が二度と起きないためにAIに常に監視されながらの日々を送っています。
アニメのストーリー
魔人やサイボーグ、獣人など様々な姿の者が暮らしている、遠い未来の東京。人々はAIに監視されながら壁に囲まれた様々な地域「クラスタ」で、それぞれの文化や常識を育みながら生活していますが、もちろん中には「クラスタ」での生活に不満や適応のできない者も。そういった人々を他の「クラスタ」へと「逃がす」ことを生業としている人たちが「逃がし屋」。本作は、東京を監視するAIの目をありとあらゆる方法で欺きながら、ほかのクラスタへと逃げたい人たちの願いを叶える5人の「逃がし屋」の物語です。
アニメのキャラクター紹介
ここからは、アニメの主役である5人の逃がし屋たちを紹介していきましょう。
エクア(CV:嶺内ともみ)
本作の主人公で、逃がし屋のリーダー。普段は聖ユシマ高校に通いながら喫茶店「ボストーク」を切り盛りする常人の女子校生。おっとりした性格で逃げたいと思う人を全力で逃がしてあげたいと思っている。
フェレス(CV:高橋李依)
エクアと同じ高校に通う同級生。金髪のロングヘアが特徴的な魔族。危険な目に遭わないために仕事に同伴しないと言いつつも、エクアにお願いされると断れない。早撃ちを得意とするガンウィザード。2丁の銃と優れた運動神経で逃がし屋の前線を張っている。
マルテース(CV:長縄まりあ)
同じく聖ユシマ高校に通うエクアとフェレスの後輩。ピンク色の髪と三つ編みのおさげが特徴的な群人(むれびと)のスライム人間。エクアが大好きでいつもベッタリしている。逃がし屋の工作と戦闘を担当している。
アルガ(CV:速水奨)
普段は喫茶店「ボストーク」で給仕のロボットとして稼働しているAIロボット。逃がし屋ではハッキングなどの技術面や戦術をサポートしている。逃がし屋の中では特にしっかりしている常識人の一人。
ウルラ(CV:三木眞一郎)
最年長の狼の獣人。「ワン」しか言えないものの、チームの中では1番の常識人。二刀の刀で逃がし屋の前線を張っている。
豪華なゲスト声優陣にも注目!
アニメと言えば、声優にも注目が集まりますよね。本作では主役のキャラクターの他にも、エピソードごとに現れる「ゲスト声優」も豪華になっています。
- ミハイル:山口勝平
- ミールペン:草尾毅
- ドキョー所長:くじら
- 魔法少女:釘宮理恵 ほか
まとめ
今回は今話題の大型プロジェクト「エスタブライフ」について少し紹介しました。同じ世界を舞台に様々なストーリー展開をする作品は興味深いですよね。今までにありそうでないような、そんな印象を受けました。アニメのストーリーも面白く、ゲームや映画がどのようなストーリーになるのか気になります。今後も更なる情報に期待です!