あのSFサバイバルホラーの金字塔にして、ホラーゲームの最高峰とも呼ばれる『デッドスペース』が、なんと15年の時を経てリメイク版として再び世界に姿を現しましたね!ご存知ない方のために、オリジナル版やリメイク版について説明していきましょう。
オリジナル版『デッドスペース』とは
バイオハザード4から多大なる影響を受けた当時の開発メンバーが、制作に関わっており、バイオハザード4のようなゲームを作りたいということで構想を練り、陰謀が渦巻く事件に巻き込まれた宇宙船内での異形の生物との戦いを繰り広げるTPS(サードパーソン・シューティング)として、2008年の10月にPC、PS3とXbox 360向けに、北米で発売されましたのが『デッドスペース』オリジナル版です。この『デッドスペース』に登場する敵キャラのネクロモーフ(NecroMorphs)がかなりの曲者であり、宇宙船内という独特な雰囲気の中での戦闘はグロテスクで、さらに恐怖に満ちたTPSゲームとして、当時人気作品となり好評を博しました。
その人気の要因のひとつとして、ストーリーを楽しむだけでなく、アイテム探したり、収集したりと探索型ゲームの側面も持ち合わせており、さらに「さまざまな脅威に対処しながら閉鎖空間をたった一人で進んでいく」という恐怖を味わえるゲームだったからでしょう。また、同系統のシューティングホラーゲームの敵キャラクターの急所と言えば「頭部」という常識を覆し、脚や腕、触手などへの攻撃でそこの部位を破壊・切断することで、胴や頭部より大きなダメージを与えることができるという戦術要素は、さらなるグロテスクさ生み出していました。
『デッドスペース』リメイク版
『デッドスペース』リメイク版ではオリジナル版のスリルや恐怖はそのままに、美麗で動的なグラフィックの歴史を刻み続ける Frostbite(ゲームエンジン)によるグラフィック、サウンド、ゲームプレイの改善を実現し、視覚と聴覚からも導かれる没入感とクオリティが新たなレベルへと進化しています。またストーリーにも新たな追加要素があり、プレイヤーはアイザック・クラークとなり新たなる事実と、ありとあらゆる恐怖を体感することになります。
新たなプレイ要素
- オリジナル版にはなかった主役のボイスが、物語を充実させるシナリオで追加されています。アイザックの声を担当するのはデッドスペース2と3で声優を務めた Gunner Wright が演じます。
- 巨大な採掘船であるUSG イシムラには新しい部屋、ルート、遮蔽物が加わり、新しい UI マップコントロールやロケーターの改善によりシームレスな探索が可能になりました。
- 新しい「ピーリングシステム」で再構築された敵キャラクターのネクロモーフは、新たな衝撃体験をプレイヤーに与えてくれます。また戦略はもちろんのこと、個性豊かな武器やアビリティを駆使することでネクロモーフに立ち向かいましょう。
- 敵キャラの出現、攻撃方法の選択、視覚的効果やサウンドなどの環境効果まで、アイザックの行く手に現れるもの全てを、「インテンシティ・ディレクター」がダイナミックに調整してくれます。
15年の時を経てこのゲームをリメイクするにあたりもっとも重要視したのは、オリジナル作のレガシーに敬意を払いつつ、現代のハードウェアで強化することでした。今作で初めてアイザックとしてプレイする皆さんには、2008年にプレイした私たちと同じような忘れられない感動を味わってほしいと思っています。
とプロデューサーのフィリップ氏は『デッドスペース』リメイク版についてコメントしています。
まとめ
この記事に先駆けて筆者もプレイしてみましたが、オリジナル版よりもグロテスク度合いが上がり、手に汗握る恐怖とスリルの中でのTPSはとにかく面白かったです。グロさに耐性がある方で、まだプレイしたことの無い方はぜひプレイしてみてください。恐怖で心拍数をあげてくれるおすすめのゲームです。